「音」から発想した技術開発・コンテンツ制作を推進
  • ボーカロイド

クリプトン・フューチャー・メディア(株) ~音楽制作ソフトウェアの販売・配信、モバイルコンテンツ企画・開発・運営~

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動画サイトの成長と共に認知度の拡大を続ける「VOCALOID™(ボーカロイド)」。その中で、大手企業とのコラボ等で一般的にも知名度が高い「初音ミク」を展開するクリプトン・フューチャー・メディア㈱のを解説する。

のエンジン

同社は、効果音などサウンド素材を輸入販売する「音の商社」から創業し、デジタルコンテンツに関わる様々な事業を展開してきた。 バーチャル・シンガー「初音ミク」の開発で知られる同社であるが、ビジネスの最大のエンジンとなっているのは「豊富な音の素材」にあり、その素材数は、世界最大級の1000万件を超える規模となっている。(素材については、自社の配信サイト「SONICWIRE」にてオンライン販売をしている。)

同社の知名度を爆発的に押し上げた「初音ミク(HATSUNE MIKU)」は、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることがきる「ソフトウェア」であり、「キャラクター」そのものでもある。ヤマハ㈱が開発した歌声合成技術「VOCALOID™」が使用されており、バーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブ等、多方面で活躍、2017年8月には発売から10周年を迎え、国内だけでなく、人気は世界に拡大している。

「初音ミク」のソフトウェアシリーズ販売本数は13万本以上、関連楽曲は50万曲、関連イラストは40万点を超える。このように膨大な作品が世に流通しているのは、個人クリエイターに関しては、非営利目的で合法的な二次創作ができるよう「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」を制定し、利用を許諾していることが背景にある。これにより、クリエイター同士が創作意欲を刺激し合い、新たな作品を生み出す「創作の連鎖」(ピアプロダクション)が広がっている。

のサスペンション

1パッケージデザインにキャラクターを起用した、
魅力的な歌声を持つ、デスクトップミュージック(DTM)用の歌声合成ソフトウェア。

  • MEIKO

    世界初の日本語対応バーチャル・シンガー・ソフトウェア

    2004年11月5日に最初のソフトウェア「MEIKO(メイコ)」を発売。シンガーの声を元に制作されている。同種のソフトウェアの中でパッケージにキャラクターを起用するという試みを初めて行ったパイオニアでもある。2014年2月4日に発売された最新版ソフトウェア「MEIKO V3」は、「MEIKO」の“コシのある歌声”を大切にしながらも、様々な歌声を増強。本格的な英語歌唱にも対応している。
    http://piapro.net/pages/character#ch_meiko

  • KAITO

    世界初の日本語対応の男性バーチャル・シンガー・ソフトウェア

    2006年2月17日に最初のソフトウェア「KAITO(カイト)」を発売。シンガーの声を元に制作されている。2013年2月15日に発売された最新版ソフトウェア「KAITO V3」は、スタンダードで張りのある歌声を中心に、柔らかな歌声、囁く様な歌声の日本語データベースを搭載し、高い表現力を備えている。また、英語での歌唱にも対応。
    http://piapro.net/pages/character#ch_kaito

  • 初音ミク

    歌声合成ソフトウェアとして初めて声優を起用した、CV(キャラクターボーカル)シリーズ第1弾

    2007年8月31日に最初のソフトウェア「VOCALOID2 初音ミク」を発売。それまでの歌声合成ソフトウェアとコンセプトを一新し、元の声に声優を起用。パッケージのキャラクターも歌声とイメージを合わせたものとなっており、年齢は16歳、身長は158cm、体重は42kgという基本的な設定だけを付加。2016年8月31日に発売された最新版ソフトウェア「初音ミク V4X」は、バージョンアップにより進化してきた音源を徹底して磨きこみ、更に歌声を加えた、“バーチャル・シンガー・初音ミクの決定版”と呼べるソフトウェアになっている。また、英語対応版も同時にリリースしている。
    http://piapro.net/pages/character#ch_miku

  • 鏡音リン・レン

    初のツインボーカル、CVシリーズ第2弾

    2007年12月27日に、女声の「鏡音リン」と男声の「鏡音レン」の両者を合わせて1つの製品とし、「VOCALOID2 鏡音リン・レン」を発売。元の声に声優を起用したCVシリーズの第2弾。「初音ミク」と声と被らないよう、「張りのある声」「力強い声」を志向して開発された。2015年12月24日に発売された最新版ソフトウェア「鏡音リン・レン V4X」は、イメージそのままに、はっきりした滑舌と力強さ、声の明瞭度を向上させ、声の可愛らしさも丁寧にチューニングされている。また、英語対応版も同時にリリースしている。
    http://piapro.net/pages/character#ch_rin
    http://piapro.net/pages/character#ch_len

  • 巡音ルカ

    バイリンガルソフトウェアとして誕生した、CVシリーズ第3弾

    2009年1月30日に、日本語・英語歌唱に対応したバイリンガルソフトウェアとして「VOCALOID2 巡音ルカ」を発売。元の声に声優を起用したCVシリーズの第3弾。2015年3月19日に発売された最新版ソフトウェア「巡音ルカ V4X」には、表現力を向上させるための機能を盛り込んだ日本語/英語のデータベースが複数収録されている。言葉一つひとつの表情付けをしながら、力加減を滑らかに操作可能となった。
    http://piapro.net/pages/character#ch_luka

2
サンプルパック、ソフトウェア音源

サンプルパック、ソフトウェア音源の輸入販売が同社の原点でもある。ジャンルや楽器ごとにまとめられた多彩なサウンド素材から、ドラム/ギター/ピアノ/オーケストラなどを再現するソフトウェア音源まで、世界最大の規模で取り扱っている。
http://sonicwire.com/

3
効果音・BGM

映像クリエイターが情景を彩るために必要とする効果音やBGMをダウンロード配信している。品揃えは世界最大規模を誇る。購入したサウンド素材の検索、試聴が簡単に行える、同社開発のサウンド管理ソフト「MUTANT(ミュータント)」を無償でダウンロード提供している。
http://sonicwire.com/fx

4
オーディオ・プロセッシング・サービス(APS)

映像やドラマの音声から、特定の演者の「セリフ」を抜き出しや、「BGM」の削除ができるサービス。吹き替え版や5.1ch版制作などのための高品質な音声分離を実現。
http://sonicwire.com/aps

5
ミュージシャンが世界で音楽を売るサービス「ROUTER.FM(ルーター・エフエム)」

ウェブ上の簡単な手続きだけで、ミュージシャンの楽曲を、iTunes Storeをはじめ、Amazon MP3、Beatport、各種モバイル向けサービスなど、世界中の音楽配信ストアにセットアップし売上の分配を受けるサービス。2000以上のレーベルがこのサービスを使って世界配信を実現している。
http://router.fm/

6
スマホ用音楽カード「SONOCA(ソノカ)」

カード型の音楽メディアで、「SONOCA」を使えばスマホに音楽をすぐにダウンロードできる。モノとしてのコレクション性、ダウンロードという利便性をかけ合わせた、クリエイターが作品をリリースするための新しい提案。
https://sonoca.net/

7
リアルタイム3DCGコントロールシステム「R3(アールスリー)」

リアルタイムで3DCGと歌声をコントロールするシステム。このシステムを用いることで、事前に収録されたキャラクターの3DCGモーションや歌声にあわせてバンドやオーケストラが演奏するのでは無く、キャラクターがバンドやオーケストラにあわせて歌い・踊ることが可能。指揮者の指示するテンポの変化・揺れ・加減速にもリアルタイムに対応し、奏者と一体化したコンサートを実現できる。
http://r3system.net

8
3DCGコンサート企画・制作

「初音ミク」ほか3Dキャラクターのライブコンサートの企画・制作を行っており、2016年は、国内外18都市、40公演以上を実施している。
http://mikuexpo.com/
http://magicalmirai.com/

のナビゲーション

KDDIとAR/VR/MR技術等を活用したコンテンツ事業で協力

クリプトンは2017年4月26日に、KDDIとAR/VR/MR技術等を活用したコンテンツ事業を推進するための基本合意書締結を行った。KDDIとは、同年2月に「ミク☆さんぽ」によるAR実証実験を実施し、好評を得ていたが、今後は、「初音ミク」らキャラクターと現実世界が融合した、新たな体験を提供できるよう、AR/VR/MR等の技術を活用したサービス開発を進めてゆく。
その取り組みのひとつとして、4月29日・30日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2017」の「超ボーカロイドエリア」(国際展示場8ホール)内、「初音ミク超会議ステージ2017」ブースに「ミク☆さんぽ」の体験コーナーが登場し、注目を集めた。
「初音ミク」が10周年を迎えるにあたり、様々な関連企画の実施も検討されており、今後の展開が益々注目される。

※VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。