Xビジネス - ポジショニング分析

 
各指標の解説
X軸=魅力度
商品・サービス・企業ブランド自体の根源的パワー
Y軸=温度
極めて温度感の高いユーザーの割合
バブルサイズ=熱量
ユーザーの対象物への関心(熱さ)の総量

※チャート作成にあたり計測スコアを偏差値化しています

スマホゲームの市場構造

スマホゲームの収益構造は、基本プレイ無料とアイテム課金である。アイテムとはユーザーがゲームを進行してゆく上で、プレイを有利に展開したり、進行のスピードを速めたりすることができるツールのことである。例えば、消費した体力を回復するためのアイテム、登場する強いキャラクターとのバトルを有利に進めてゆくためのアイテム等、様々な種類のものが用意されている。課金アイテムは1アイテム数百円程度である。

ゲームダウンロード時に、一定の金額が発生する有料アプリゲームも存在する。はじめに費用を負担すれば、基本的には途中でアイテムなど有料課金するケースはほとんどない。1コンテンツ1,000~2,000 円程度で提供されていることが多い。

スマホゲームの比較

主なスマートフォンゲームを弊社の解析手法(X ビジネスエンジン)を用いて分析(調査期間は2018 年6~8 月の3 ヶ月間)した。

検索と口コミの総量である「熱量」(バブルの大きさ)では、「モスターストライク」(ミクシィ)が最大となった。一方、「温度」(=情報の拡散度合い)のスコアは最も低く、あまり情報拡散されていないタイトルであることが示された。また、「魅力度」(=メディアに左右されず自主的に反響しているユーザーの度合い)も平均以下となり、メディア露出の多さに比べて、個々の自発的な反響度は少ないことが示され、同解析では「消極的選択」(旧 課題ゾーン)ゾーンに位置する結果となった。
また、同じく「熱量」の高い「Pokémon GO」(ナイアンテック)や「パズル&ドラゴンズ」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)においても「消極的選択」ゾーンに位置し、メディア露出などネット上の反響は大きいものの、ユーザー個々の二次拡散がされにくいコンテンツであると推察される。
「魅力度」軸ではドラゴンボールZ ドッカンバトル(バンダイナムコエンターテインメント)が、「温度」軸ではバンドリ! ガールズバンドパーティ!(クラフトエッグ)が最も高いスコアを示した。両ブランドとも「熱量」は小さく、ネット上の反響は少ないが、個々人の自発的な支持が高く、メディアに左右されない情報拡散力があると思われる。

スマホゲームのXランキング

1位 荒野行動-スマホ版バトロワ
2位 グランブルーファンタジー
3位 Fate/Grand order

1位 荒野行動-スマホ版バトロワ

 

 


2位 グランブルーファンタジー

 

 


3位 Fate/Grand order

 

 

「Xビジネスエンジン」は矢野経済研究所が保有する産業ビッグデータと独自に開発したリサーチAIを用いて、個人向けの商品・サービスに限らず、法人向けサービス、行政サービス等、様々な分野のパワー(商品力、ブランド力、事業ポテンシャル)を計測する分析システム。
機能に関する質問・カスタマイズ相談などは こちら から。

総合ランキング

順位 タイトル ゲームタイトル スコア
1 NetEase Games 荒野行動-スマホ版バトロワ
総合スコア
54
魅力度
67
温度
48
熱量
49
2 Cygames グランブルーファンタジー
総合スコア
54
魅力度
54
温度
54
熱量
56
3 DELiGHTWORKS Fate/Grand order
総合スコア
52
魅力度
45
温度
67
熱量
44
4 バンダイナムコエンターテインメン ドラゴンボールZ ドッカンバトル
総合スコア
52
魅力度
71
温度
47
熱量
40
5 ミクシィ モンスターストライク
総合スコア
52
魅力度
47
温度
35
熱量
74
6 バンダイナムコエンターテインメン アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
総合スコア
50
魅力度
51
温度
55
熱量
45
7 クラフトエッグ バンドリ! ガールズバンドパーティ!
総合スコア
50
魅力度
43
温度
68
熱量
39
8 ガンホー・オンライン・エンターテメント パズル&ドラゴンズ
総合スコア
48
魅力度
45
温度
43
熱量
56
9 ナイアンテック Pokemon GO
総合スコア
47
魅力度
42
温度
43
熱量
58
10 LINE LINE:ディズニーツムツム
総合スコア
45
魅力度
45
温度
44
熱量
47