前回に引き続き、若者のFacebook利用についての調査結果のご報告です。
今回はFacebookが、心の豊かさにつながるであろう20項目の価値観を、(自身の好みに関係なく)それぞれどれだけ満たしていると思うかについて集計整理しました。
結果、Twitterと同じく、SNSだけに「人とのつながりが広がっていく」や「考えや気持ちを理解し合える」などの、(社会や人との)いわゆる”つながり”関連項目で最も高い充足傾向を示していました。
その他に高い充足傾向を示していたのは「変化を感じる、刺激を受ける」でした。
以下、「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」「オリジナリティを出す、個性を出す」の他、「物事がもっと簡単に、手軽にできるようになる」や「社会に貢献する、誰かの役に立つ」「自由になる時間が増える、思う通りにする」「冒険する、挑戦できる」「人として成長する、何かを極める」などがほぼ同程度の値で並んでいました。
概ねTwitterと同様の傾向を示していたものの、全体的にその値は小さく(充足度は低く)、2番手と3番手の値の差がTwitterよりも小さくなっていたことが特徴です。
これら傾向は、値がより小さい価値観項目でも同様で、Facebookは価値観項目間での充足度イメージの差が小さい傾向にあることが確認できます。
これらからうかがえることは、Twitter同様に、Facebookも日常にちょっとした変化を与えるものしてイメージしていることは共通ですが、Twitterの方がそのイメージがより鮮明であり、Facebookへのイメージには多様性があるいうことです。
皆さんは、Facebookがどのような価値を満たしてくれると思いますか?
調査結果からイメージの多様性が見えていますので、皆さんそれぞれ多少の違いがあるのでしょうね。
次回は、性別や年齢などでもう少し細かく分析した内容をお伝えしていきます。
(品川 郁夫)
*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 Xビジネス開発室までお願いします。