株式会社アウト・ジャパン
『アライの視点でLGBT支援』
どんな「Xビジネス」
国内企業や自治体のLGBT施策の推進をサポートすることを通じて、(単にフレンドリーというだけでなく)アライ企業を増やすことにより、LGBTが生き生きと働ける環境を整えるための企業研修、訪日LGBTツーリストのための環境整備をビジネスとして行っている。
事業者・組織概要
- 本社所在地
- 〒163-0649 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49階
- 代表者
- 屋成 和昭
- 設立
- 2015年7月
- 資本金
- 2,000万円
- 従業員数
- 6名
- 電話番号
- URL
- out-japan.com
- 概要
- LGBT研修・eラーニング、LGBT施策コンサルティング、LGBT求人サイト採用コンサルティング、LGBTマーケティング、LGBTツーリズム支援、オンラインショップ
- 備考
「Xビジネス」の概要
株式会社アウト・ジャパンは、IGLTA(国際ゲイ・レズビアン旅行協会)に加盟している旅行会社である株式会社エフネスの子会社として、主に海外に在住しているLGBTの方に向けた、LGBTフレンドリーな観光情報を発信する事業者として2015年7月に設立された。
その後、企業向けにLGBTに関しての研修を手掛け、ビジネスを拡大し、2019年7月には、MBOにより株式会社エフネスから、資本的に独立し現在に至っている。
LGBT関連企業としては、数少ない株式会社として、独立した事業を展開しており、LGBT研修(企業向けのLGBTに関する基礎知識、対応・相談の支援)、LGBTツーリズム支援事業(海外在住のLGBTの方を日本の観光地、宿泊施設で受け入れるため各種支援)を行っている。
利用企業としては、日本航空、ソニー、freee、ソフトバンク、エス・エー・エス、メディカル・ケア・サービス、スターバックス・ジャパン、サントリー、キャスレーコンサルティング、アンカレッジ、ライフネット生命、日本生命、三洋化成、JVCケンウッド等、名立たる大手企業があげられている。
自治体の利用も多く、大阪市、台東区、文京区等に研修サービスを提供している。
ビジネスモデル/サービス
LGBT研修は、企業のダイバーシティー推進室やCSR専門部署、人事部門等に対して、LGBTに関する基礎知識、対応・相談の支援を行っている。プログラムとしては、90分~120分程度のものを提供することが多く、講師による説明とともに、実際に企業で働いているLGBT当事者の方によるスピーチを交えての研修講座を中心に提供している。コロナ禍を契機として、現在は、Zoom等を通じてのオンラインセミナー形式を中心に提供している。
2019年中には、LGBT研修については、年間100回以上実施した。
LGBTツーリズム支援事業では、海外在住のLGBTの方を日本の観光地、宿泊施設で受け入れるため各種支援を行っており、観光庁、復興庁、自治体の観光局の入札案件で受託し、LGBT観光客の受け入れについてのアドバイス、LGBTフレンドリーな観光・娯楽スポット、宿泊施設の紹介、世界に向けての各種情報発信を行っている。
また、情報発信ビジネスとしては、「LGBTフレンドリーホテルズ」と称して、日本国内100軒程のホテルをリスト化し、Web上でブッキングできるようにしている。
なぜ「Xビジネス」
LGBT当事者ではなく、アライ(性的マイノリティーを支援する)側の視点で、ビジネスを展開し、集客に成功している。LGBT関連事業=当事者の事業という概念を壊したビジネス。
「Xビジネス」度数
- 魅力 : 5
- 研修、ツーリズム支援はそれぞれ、属人性の高いビジネスであるが、スタッフ自体の魅力が大きく、顧客を獲得できている。
- 熱 : 4
- LGBT支援事業を社として楽しみながら拡充している。
- 尖り・ぶっ飛び度 : 3
- LGBT支援事業を「アライ」の視点で行っている点が、差別化ポイントになっている。
- 匠・技 : 4
- 研修内容を分かりやすくeラーニング化できている。
- 面白さ : 4
- 研修にはLGBT当事者も登場してもらい、企業の受講者に共感と理解を深めている。
