川崎宗則(ムネリン)現役引退が話題を集めた2018年3月のNPB

本稿は特定業界に対しXビジネスエンジンによる定点観測の取り組みとして、国内で最も話題が集まりやすいNPB(日本野球機構。平たく言えば日本のプロ野球)を分析したレポートの一部を抜粋したコラムである。

野球にはセイバーメトリクス=各種データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法が根付いているものの、マーケティング・プロモーションの観点から見ると、(局地的な成功事例はあるものの)球団や選手の魅力を定量的にとらえ、球場集客やファン育成につなげることが必ずしもできていないのが実情である。

SNSや検索エンジン上の流通データを恒常的に研究する矢野経済研究所 Xビジネス開発室は、スポーツに特化したメディア運用やプロモーション支援事業を展開しているスポリティーと協業し、全NPB登録選手(2018年3月時点で919名・監督含む)のネット反響を基礎データとしたチームブランディング評価手法を構築している。

2018年3月の反響に目を移すと、川崎宗則(ムネリン)の現役引退が大きな話題を集めた他、以下のような話題がネットユーザーの関心を集めていることが確認できた。

 

  • 筒香嘉智の新打撃フォームに心配の声?オープン戦で試すも良い成果あげられず。
  • オープン戦打点王・ホームラン王2冠のジャイアンツ岡本和真に大きな期待。
  • 清宮プレッシャーで入院。ネットでは「じっくり育てた方が良い」という意見が多数。
  • 日本一奪還目指すジャイアンツの救世主になるか!?セットアッパー【上原浩治】が10年ぶりにNPB復活。

 

また、反響をマニア度(極めて温度感の高いユーザーの割合)・魅力度(商品・サービス・企業・人名等ブランド自体の根源的パワー)・熱量(ユーザーの対象物への関心=熱さの総量)の3軸で分析した結果、トップ3に若手2選手がランクインすることとなった。反響の内訳としては検索が多いことから、報道により興味を抱いたユーザーが、未知の選手情報を得るためにアクションを起こしたものと推測できる。

 

NPB選手別Xランキング

1位 高井俊(巨人) → 
2位 川崎宗則(ソフトバンク)
3位 山本拓実(中日)
4位以降のランキング結果

 

1位:高井俊(巨人)

2位:川崎宗則(ソフトバンク)

3位:山本拓実(中日)

 

NPB:チーム別反響数およびユーザー数

調査要綱

調査対象:2018年3月時点の日本プロ野球12球団登録選手および監督
集計期間:2018年3月1日〜2018年3月31日(1ヶ月)
調査手法:Xビジネスエンジン(弊社開発ツール)によるクラウドサーベイ
ユーザー数(全球団合計):1,699,041人
反響数(全球団合計):9,199,367回
反響数/人(全球団平均):5.4回