本稿を執筆している8月20日、甲子園では準々決勝が行われ、東海大菅生(西東京)、天理(奈良)、広陵(広島)、花咲徳栄(埼玉)がそれぞれ勝ち進んだ。準決勝は8月22日(火)、決勝は23日(水)となる予定である。
度重なる雨天順延、史上最多大会通算本塁打の新記録更新など、例年と同じかそれ以上に、ドラマチックな甲子園大会が架橋に差し掛かったこのタイミングであれば、出場選手の評価も一通り出揃っていると思われる。

クラウドサーベイの命が情報鮮度であることを鑑み、日曜日であることは承知ながら(さりげなくアピール・・・というかプロジェクトリーダーに対する魂の叫び?)、Xビジネス調査チームは選手の注目度ランキングを作成した。

本稿は「高校野球・甲子園 ランキング」シリーズであるため、集計ロジックや指標、グラフの構成などは以下の記事をご一読のうえ、予めご理解をいただければ幸いである(都道府県、出場校のランキングと、選手のランキングでは全く順位が異なることにも留意されたい)。

「高校野球 地方予選」 都道府県別ランキング

「高校野球」甲子園出場校ランキング

 

甲子園 注目選手ランキングの特色・・・圧倒的な広島広陵・中村奨成選手の存在感

以下は「選手名」をキーワードとして、そのTTV(Total Traffic Volume=検索数、クチコミ数などキーワードのオンライン流通量)を数値化、2次元の分析軸上にプロットしたバブルチャートである。
集計期間は2017年8月8日〜8月19日の12日間となっている。

学生のアマチュアスポーツであり、さらに大会期間中=短期間の集計ということで数値が偏ることは予め想像していたものの、予想を大幅に超えるバランスのチャートとなったため、トップ10選手のスコアのみをプロットしている。

 

TTVの内訳をみると、8/18の検索が大きく伸びていることから、以下のニュースへの反響が要因と思われる。

広島のドラフト1位候補、中村奨成と清宮幸太郎(8/18 朝日新聞)

圧倒的なTTV=注目度を誇る中村奨成選手への評判を見ると、ホームランが量産されている本大会の中でも目立つ成績を残しているだけでなく(本稿執筆時点で1大会4本塁打=捕手として最多)、守備でのプレーや試合終了後のインタビューでものきなみ高評価が並ぶ。

余談であるが、筆者の愚息が同世代=現在高校2年生であるため、どこでこのような差がついてしまったのかと反省を(後略)

さて、上記のチャートでは中村奨成選手以外に目を移すとすれば、大阪桐蔭の中川卓也選手だろう。縦軸=OCIが突出しているということは、メディアで露出している以上にユーザーがざわついているということである。

ニュースヘッドラインでは概ね「踏み損ねの悲運」がクローズアップされているが、ネット上ではその前のクロスプレイに注目が集まっており、メディアによってはかなり過激な意見が飛び交っている。

あくまでデータに注目するメディアであるxbusiness.jpは、この件についてこれ以上の言及は避けるが、興味がある読者は検索してみれば比較的簡単に、なぜ多くのユーザー反響が発生しているのか、その要因がみつかるはずである。

 

付録:甲子園大会中の清宮幸太郎選手への注目度

出場できなかったとはいえ、同世代であり大会中にU18代表に内定し、中村奨成選手とともにドラフトのニュースに名前があがった清宮幸太郎選手のスコアも、比較材料として掲載しておく。

TTV・・・7,691回
OCI・・・25.6倍
BCI・・・52.15%

 

トップ10選手+清宮選手の比較データ

調査内容:「甲子園出場選手名」のTTV(メディア露出数、検索数、クチコミ数)
調査期間:2017年8月8日〜2017年8月19日(12日間)
TTV合計:226,731(回)
調査協力:株式会社Web経済研究所

 

本稿では、スポーツを専門にウォッチしているニューメディア「eラーニングベースボール」との記事コラボレーションも進行している。Xビジネスに比べると、より一般的な視点でのリサーチ記事となっているので、こちらも併せてご一読いただきたい。

 

データで楽しむ野球トレンド(第99回高校野球選手権大会 地方予選編)

データで楽しむ野球トレンド(第99回高校野球選手権大会 甲子園出場校編)

 

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