クラウドサーベイによる「オンラインマッチングサービス」注目度調査

本稿における調査に際し以下の記事を前提として調査対象を選定している。

各社サービスについて、ネットユーザーの注目度を定量的に比較するために、TTV(Total Traffic Volume=検索数、クチコミ数などキーワードのオンライン流通量)を比較した。
注目度の質的側面を推測するために、メディア露出に対する注目度の集積状況(Organic Collective Index=OCI)、注目度に対する偏向的なユーザーの割合(Bias Collective Index=BCI)も計測し、併せて定性的なポジショニング評価のスコアを一覧化した。

 

オンラインマッチングサービスの注目度ランキング

【調査要綱】
調査対象:各社サービスブランドのTTV(メディア露出数、検索数、クチコミ数)
調査期間:2016年9月1日〜2017年8月31日(1年間)
TTV合計:4,234,607(回)
調査協力:株式会社Web経済研究所

 

オンラインマッチングサービスの注目度シェア

 

ネットユーザーの注目度は、楽天オーネット、Yahoo!パートナー、ツヴァイの3社が話題の過半数を、さらにMatch、ブライダルネット、ゼクシィ縁結び、街コンジャパンを加えた7社で80%超を占める。
TTVに基づく注目度おいては、上記7社市場のリーダー的企業と見なし、個別分析を進める。7社のうち、最下位の街コンジャパンと次点のwithの、シェア上の差異は0.2ポイントと僅かではあるものの、注目度の質的側面(OCIおよびBCI)に目を移すと、スコアの乖離が大きいことから、このラインで足切りをしても問題ないと判断した。
定量分析のポジショニングについては、本稿末尾のバブルチャート分析をご参照いただきたい。

 

オンラインマッチングサービス市場の特徴

  • ポジショニングマップのExtremeゾーンが空白=偏向的なユーザーのみに支えられたサービスは存在しない
  • 街コンジャパンを除きOCIが低い=ユーザーの注目度がメディア露出に依存

 

主要7社の詳細分析についてはXビジネスセミナーおよび今後発刊予定の調査レポートに掲載を予定しているため、ご興味のある方はお問い合わせをいただければ幸いである。

 

オンラインマッチングサービスの注目度 月別推移

過去1年間のTTVは、9月、1月、2月が多く、4月、6月が少ない。
年間シェア下位のサービスも月によってはスコアが高い(例:6月の街コンジャパン)。

 

OCI=メディア露出に対する注目度の集積状況(倍)

TTV÷メディア露出数にて算出

1回のメディア露出に対する注目度の獲得効率は街コンジャパンが飛び抜けている。

 

BCI=注目度に対する偏向ユーザーの割合(%)

スパム的クチコミ÷TTVにて算出

マッチアラーム、街コンジャパン、エキサイト婚活への注目はスパム要素が少なく良質

 

バブルチャート分析(TTV・OCI・BCI)

 

凡例:ゾーン分析

区分 指標 ユーザーの傾向
Extreme OCI、BCIともに平均以上 特定ユーザーからの反響が大きい
Bias OCIは平均以下、BCIが平均以上 メディア露出と特定ユーザーの反応が比例
Organic OCIは平均以上、BCIが平均以下 ユーザーの反響が大きく、かつ分散している
Straight OCI、BCIがともに平均以下 メディア露出応じ自然にユーザーが反応

 

本稿の内容にご興味のある方は、コメント(会員登録が必要)、またはお問い合わせからご意見などをお寄せいただければ幸いである。