~米国発の世界最大級のマッチングサービス「Match」の日本版を運営~

オリジナルの「match.com」は、米国IAC(Inter Active Corp)のeコマース事業として1995年に創業された。

「match.com」の日本でのサービスは2002年11月に開始され、その後、2004年6月に日本オフィスが設立され、2007年10月には日本法人としてマッチ・ドットコムジャパン株式会社が発足した。

本項では恋愛・婚活マッチングサービスとして、世界最大級利用者を獲得し、日本でも相当数の利用者を獲得したビジネスモデルとその成功要因を解説してゆく。

 

 

サービスコンテンツ

マッチ・ドットコムジャパン株式会社の恋愛・婚活マッチングサービス「Match」の概要・特長は以下の通りである。

  • 世界24か国、15言語で延べ数千万人が利用している恋愛・結婚マッチングサービスで、日本でも推定250万人近くの累計利用者を持つ。
  • 利用者の44%が1年以内に結婚、60%がメール交換開始後1か月以内に交際をスタートさせるなど、実績が豊富である。
  • 入会条件は18才以上の男女で、クレジットカードが必要となっている。
  • 個人情報のセキュリティーに関しては、TRUSTe認証の取得、通信情報暗号化、ダブルブラインドシステムを介したメール等により、厳重な管理を敷いている。
  • プロフィールには26枚まで写真を投稿することができ、どのような相手を求めているかセレクトできる検索方法を提供している。全てのプロフィールと写真をカスタマーケアチームが目を通し、確認して承認している。
  • 登録無料。無料のステイタスでもプロフィールの掲載、ウィンク(Facebookの「いいね!」に相当する機能)、お知らせ機能等の基本的なサービスが使える。
  • 有料サービスは、スタンダードプラン、ベストバリュープラン等の様々なコースを選択できるようになっており、月額2,467円~3,980円となっている。

 

ビジネスターゲット

男性では30代後半、女性では30代前半の利用者が多い。男女比は6:4程度。アクティブユーザーは平均で6か月程度サービスインするケースが多い。

 

事業戦略 / Xビジネス ポイント

同社では、世にあるオンラインマッチングサービスの仕組みは皆同じである、という認識の元、クリエイティブな独自のサービスブランディング化を図っていることが差別化要素となっている。

また、1995年からサービスを提供しており、業界としては老舗事業者であることから、過去から累積した豊富なデータそのものが、独自のデータベース分析のリソースとなっており、マッチング技術の高さに繋がっていることも強みである。

「Match」は、米国発のサービスで、世界24か国で展開しているサービスであることから、様々な趣味・嗜好を持つ、多種多様な属性を持つ人が集まるサービスとなっており、多様性も強みになっている。

近年では、ブラウザの利用ではなく、スマホのアプリを介したユーザーが増えているため、同社ではアプリのトラフィックの増加を進めている。また、同一ユーザーでも時間や場所により、スマホ、PCと複数のデバイスを使い分けているケースも多く、プラットフォーム間の連携も重視しており、開発を強化している。

プロモーションとしてはリスティング、アフィリエイトが大半を占めており、ディスプレイ広告、Facebook広告を若干実施している。現状、規制によってマス媒体に露出できないことから、プロモーション手段が限定されているが、婚活・合コンパーティー等、フェーストゥフェースでのイベントによる集客活動も積極化しており、リアルとネットを相互に用いたプロモーションも強化している。

 

マッチ・ドットコムジャパン株式会社 基本情報

企業概要:

所在地:〒107-0062 東京都港区南青山2-27-25 ヒューリック南青山ビル6階

設立: 2007年10月

資本金:1億円

代表者:Jared Sine

従業員数:110人(2017年6月現在)

事業内容:恋愛・結婚マッチングサービス「Match(マッチ)」の運営

 

業績推移:

  登録顧客数(万人) 前期比(%)
2014年1月期 190 102.7
2015年1月期 200 105.3
2016年1月期 250 125.0

 

URL:

https://jp.match.com