食用油脂製造業[愛知県 ]

RPAツール導入で管理部門の業務を効率化、製造品目数を絞りラインの稼働率を向上

業種・食品種類
油脂
効率化工程
事務管理, その他
効率化事例
DX・IoT, その他
売上規模
100~300億円未満

従業者の状況

従業者数
正社員・契約社員
パート・アルバイト
130名
170名
従業者の部門別構成比
製造部門
間接部門
その他
80.0%
20.0%
-%

生産関連の状況

 
生産量 / 稼働時間
生産量
-
工場稼働時間
24時間/日
 
コスト構造 構成比
原材料費
約60%
人件費
約20%
減価償却費
約10%
その他
約10%
 
製造工程における設備・機械対応比率
製造工程[原材料投入から製品完成まで]
8工程
うち、設備・機械対応
6工程
設備・機械対応比率
75.0%
設備・機械担当人数
 
現状
5年前
設備・機械担当者計
[メンテを含む]
1人
1人
設備・機械メンテ
担当者
1人
1人
機械・設備導入・
整備選任
-
-
その他
担当:
-
-
!生産性向上におけるPoint
  • 管理部門にRPAツールを試験導入。定型業務を自動化した結果、効率化とヒューマンエラー削減に効果
  • 製造品目数を集約することでラインの切替回数を削減、稼働率の向上に寄与
管理部門にRPAツールを試験導入し、定型的な事務作業を自動化

同社は煩雑な事務作業の効率化を目的に、2023年頃から管理部門限定でRPA(Robotic Process Automation;定型的なPC業務をソフトウェアにより自動化する技術)ツールを試験導入している。財務部門の請求書処理や総務部門の給与勤怠管理業務といった定型業務を自動化し、業務効率化とヒューマンエラーの削減に効果が現れている。

2024年度上期は10件超の業務を自動化し、余剰人員を他業務に配分することが可能となり、定量的な評価ではないが、管理部門において約20%の効率化を実現したとみている。RPAの導入は初期段階で、管理部門限定の取組でもあるため現時点で全社的な効果は限定的だが、今後、管理部門の成功事例をもとに他部門への横展開を図ることとしている。

製造品目数を集約し、ライン切替時間の短縮と稼働率向上に手応え

同社は多様な形状・容量の製品を製造しているため、充填・包装ラインの切替回数が多く、検品に多数の人手を要していた。

一部製品の形状・容量を統一した結果、ラインの切替に要する時間が短縮され、稼働率向上に寄与したと評価している。