製粉・製麺・飲料製造業[沖縄県]

重量物を取り扱う荷積み作業の負担を軽減するため、ロボットパレタイザーの導入を推進

業種・食品種類
精穀・製粉品, 麺類, 清涼飲料
効率化工程
梱包・運搬
効率化事例
後工程, 機械・ロボット
売上規模
10億円未満

従業者の状況

従業者数
正社員・契約社員
パート・アルバイト
100名
30名
従業者の部門別構成比
製造部門
間接部門
その他
50.0%
50.0%
-%

生産関連の状況

 
生産量 / 稼働時間
生産量
200t/日
工場稼働時間
24時間/日
 
コスト構造 構成比
原材料費
非公表
人件費
非公表
減価償却費
非公表
その他
非公表
 
製造工程における設備・機械対応比率
製造工程[原材料投入から製品完成まで]
8工程
うち、設備・機械対応
5工程
設備・機械対応比率
(飲料製造工程)
62.5%
設備・機械担当人数
 
現状
5年前
設備・機械担当者計
[メンテを含む]
4人
4人
設備・機械メンテ
担当者
4人
4人
機械・設備導入・
整備選任
-
-
その他
担当:
-
-
!生産性向上におけるPoint
  • 重量物を取り扱う荷積み工程の負荷を軽減するため、ロボットパレタイザーの導入を推進。省力化により人員配置の最適化も可能となる見通し
荷積み工程の負荷軽減に向け、ロボットパレタイザーの導入を進める

主力の製粉事業に加え、ボトル入り飲料水を製造している。12リットル入りの水のボトルをパレットに荷積みする作業は人手に頼っていたが、150本/時のペースで計6時間かかり、身体的負担が大きく製造上の課題となっていた。

荷積み作業は1人体制で行っているものの、実際にはボトル洗浄などの他作業も同時進行しているが、荷積み作業の肉体的負担が大きいことから、他作業の効率にも影響が出ている。この負荷を軽減し、女性や高齢の従業員でも作業を行える環境を目指して、自動化を検討した。

現在、荷積み工程にロボットパレタイザー(荷物のパレット積みを行うロボット)の導入を進めており、他作業の効率化に加え、生産管理など人手不足の分野に人員を配置することが可能になる見込みである。導入の検討段階では、現場の作業員がロボットパレタイザーの導入を敬遠していたが、人員削減が目的ではなく、作業負担を軽減し、空いた時間を効率的に活用するという、導入目的を説明したことで現場から理解を得ることができた。導入が進むにつれて、現場の作業員の意識が変化し、どのようにしたら効率化を図れるかといった導入に向けた前向きな意見が出るようになり、作業員の行動を含めて意識改革に良い影響が出ている。

導入後は、ロボットと人の動きが他の工程とどのように影響するかが懸念されることから、今後、調整が必要と考えている。