水産食料品製造業[静岡県 ]

需要が高い製品の製造ラインに設備投資。機械化・省人化、製造ラインの適正化を推進

業種・食品種類
水産加工
効率化工程
生産工程, 梱包・運搬
効率化事例
前工程, 後工程, 機械・ロボット
売上規模
100~300億円未満

従業者の状況

従業者数
正社員・契約社員
パート・アルバイト
140名
10名
従業者の部門別構成比
製造部門
間接部門
その他
90.0%
5.0%
5.0%

生産関連の状況

 
生産量 / 稼働時間
生産量
非公表
工場稼働時間
8時間/日
 
コスト構造 構成比
原材料費
約20%
人件費
約40%
減価償却費
2~3%
その他
37~38%
 
製造工程における設備・機械対応比率
製造工程[原材料投入から製品完成まで]
5工程
うち、設備・機械対応
2工程
設備・機械対応比率
40.0%
設備・機械担当人数
 
現状
5年前
設備・機械担当者計
[メンテを含む]
非公表
非公表
設備・機械メンテ
担当者
非公表
非公表
機械・設備導入・
整備選任
非公表
非公表
その他
担当:
非公表
非公表
!生産性向上におけるPoint
  • 顧客ニーズが高い製品の製造工程について優先的に設備投資を実施。労働集約型工程の機械化や省人化など、製造ラインを適正化
  • 冷凍ラインから後工程への運搬にベルトコンベアを導入、作業スピード向上と負担軽減に期待
機械化や省人化、ラインの適正化などにより、従業員の満足度・安全性向上に効果

同社は、マグロ加工品のOEM(受託生産)を中心に事業を展開している。加工工場において、労働集約型工程の機械化・省人化や、機械設備の配置替え、作業者の動線の改善といった製造ラインの適正化、重量物の運搬にベルトコンベアを導入した。

OEM先からのニーズが高い製品の製造工程の設備投資を優先的に行っており、直近では、マグロ切り落としの計量工程に自動計量器を導入した。導入から日が浅く、定量的効果の測定は行っていないが、製造計画に対する重量ベースでの進捗状況を迅速に共有することが可能となった。

現在、計量工程のさらなる効率化や、計量後の製品を包装や冷凍ラインへ人手を介さず効率的に搬送する方法を検討している。

冷凍ラインから後工程への運搬にベルトコンベアを導入、作業速度向上と負担軽減に期待

冷凍ラインから後工程(X線検査、金属検査、梱包)への製品の運搬は人手で行っているが、2024~2025年にかけてベルトコンベアを導入しライン化することとしており、後工程のスピードアップと従業員の負担軽減が期待される。

X線検査にAIを導入する計画も進めており、2025年から不良品のサンプル画像のAI学習に着手することとしている。