油揚製造業[京都府]
コロナ禍を機に、国の補助金を活用しBtoC市場へ本格参入。売上増や工場の稼働率向上に寄与
業種・食品種類
冷凍食品
効率化工程
生産工程, その他
効率化事例
前工程, 後工程, 機械・ロボット, その他
売上規模
10~30億円未満
従業者の状況
従業者数
正社員・契約社員
パート・アルバイト
20名
130名
従業者の部門別構成比
製造部門
間接部門
その他
80.0%
20.0%
-%
生産関連の状況
生産量 / 稼働時間
生産量
1.5t/日
工場稼働時間
24時間/日
コスト構造 構成比
原材料費
約40%
人件費
非公表
減価償却費
非公表
その他
非公表
製造工程における設備・機械対応比率
製造工程[原材料投入から製品完成まで]
5工程
うち、設備・機械対応
3工程
設備・機械対応比率
60.0%
設備・機械担当人数
現状
5年前
設備・機械担当者計
[メンテを含む]
[メンテを含む]
-
-
設備・機械メンテ
担当者
担当者
-
-
機械・設備導入・
整備選任
整備選任
-
-
その他
担当:
担当:
-
-
!生産性向上におけるPoint
- コロナ禍による業績不振を機に、国の補助金を活用し各種の製造機械を導入。同社にとって新たな販路である市販用市場に本格参入。売上増加や工場の稼働率向上などに寄与
- 業績向上に向けての取組を推進。製造部門において省人化を含む抜本的な改革を目指す
コロナ禍を機にBtoC市場へ参入、補助金を戦略的に活用し冷凍寿司の製造を開始
同社はいなり寿司用やきつねうどん用など業務用の専用油揚げを製造していたが、コロナ禍による業績不振を打開するため、2022年から冷凍寿司製造を開始し、市販用市場へ本格参入した。
国の事業再構築補助金を活用し、いなり寿司製造機や巻き寿司製造機、包装機、急速冷凍機などを導入したが、冷凍寿司の新規展開により、売上高が2~3億円増加し工場の稼働率も向上したほか、ヒット商品も誕生した。
製造部門の生産性向上に向けて、省人化を含む抜本的な改革を計画
2024年4月に同社代表取締役と兼任していた親会社の経営トップが交代したのを機に、事業上の課題に対して分科会を設置し、現場責任者による月1回の定例会議を開催している。また、必要に応じて関連チームを併設し、議論を進めている。
製造部門の生産性向上も課題の一つで、段階的な改善サイクルの構築を目指し、短期・中期・長期計画を策定し、省人化を含む抜本的な改革を実現することとしている。当面の目標は省人化による生産性向上で、最終的には製造部門の完全自動化を目指す。現状よりも少ない人員で稼働可能な生産ラインの構築に向け工夫を重ね、設備投資を進めていくこととしている。