清涼飲料・菓子・糖類製造業[宮崎県]

飲料製造ラインにパレタイザーを導入。製造時間の短縮、従業員の負担軽減に効果

業種・食品種類
糖類・澱粉, 清涼飲料, その他
効率化工程
梱包・運搬
効率化事例
後工程, 機械・ロボット
売上規模
10~30億円未満

従業者の状況

従業者数
正社員・契約社員
パート・アルバイト
30名
12名
従業者の部門別構成比
製造部門
間接部門
その他
70.0%
15.0%
15.0%

生産関連の状況

 
生産量 / 稼働時間
生産量
18,000L/日
工場稼働時間
18時間/日
 
コスト構造 構成比
原材料費
約60%
人件費
約20%
減価償却費
約10%
その他
約10%
 
製造工程における設備・機械対応比率
製造工程[原材料投入から製品完成まで]
8工程
うち、設備・機械対応
3工程
設備・機械対応比率
37.5%
設備・機械担当人数
 
現状
5年前
設備・機械担当者計
[メンテを含む]
3人
3人
設備・機械メンテ
担当者
1人
1人
機械・設備導入・
整備選任
2人
2人
その他
担当:
-
-
!生産性向上におけるPoint
  • パレタイザーの導入により、従業員の負担軽減に効果
  • 今後も箱詰め作業などの機械化を推進
コスト低減に向け、飲料部門の製造効率向上を優先的に推進

同社では、飲料部門において業務用かき氷シロップや清涼飲料水などの製造、食品部門においてポップコーン関連原材料や綿菓子関連原材料などを製造している。

主な経営課題は、原材料費などのコスト上昇への対応、人材の育成・確保である。特にコスト上昇は収益に影響するため、内部努力によるコスト低減が喫緊の課題であり、製造効率の向上により課題解決を図っている。

粉体製品を中心に扱う食品部門に比べ、飲料部門は製品の重量が重く、従業員の負担が大きいことや、ヒューマンエラーの解消やラインの省人化が課題であったことから、飲料製造ラインの課題解決を優先的に進めている。

パレタイザー導入が従業員の負担軽減に効果

2023年、飲料製造ラインにパレタイザー(段ボールをパレットに積む機械)を導入した。従来は1箱当たり約20㎏の段ボールを従業員が手作業で運搬していたが、パレタイザーの導入によりその負担が軽減された。製造時間の短縮効果もあるが、従業員の負担軽減による効果も大きいと考えている。

飲料製造ラインで更なる機械化を推進。箱詰め工程などを機械化へ

今後、飲料製造ラインにケーサー(製品を自動で段ボールに詰める機械)、製函機(段ボールを自動で組み立てる機械)、封函機(段ボールに自動で封をする機械)、梱包機を導入する予定で、現在準備を進めている。