「腐女子」の上をゆく「プ女子」!

*プ女子=プロレス女子のこと

地上波ゴールデンタイムでのプロレス放送が殆ど無くなった昨今、プロレス興業は衰退の一途を辿っている・・・と考えている人が多いと想像されるが・・Xビジネス調査チームが調査したところ、実態はそんなことは無いことが判明している。

故ジャイアント馬場が活躍した「全日本プロレス(全日)」、アントニオ猪木が設立した「新日本プロレスリング(新日)」の2大プロレス団体の他、中小団体を含め、恒常的に事業収入のあるプロレス興業会社は2017年4月現在、100以上存在する状況である。

中でもブッチ切りで、大規模な興業社は、新日の㈱新日本プロレスリングで、同社の2016年7月期の売上高は32億円、2012年にトレーディングカードゲームのブシロードの子会社となって以来、年々業績を拡大中である。

「新日」1強ではあるが、「全日」のオールジャパン・プロレスリング㈱、「プロレスリングZERO-1」の㈱ドリームオンステージ、武藤伸太郎が設立した㈱DDTプロレスリング、デスマッチ主体の「大日本プロレス」を運営する㈱四ツ葉工業等の「新日」に続く団体の興業成績は決して悪くなく、「アイスリボン」を運営する(有)ネオプラス、「プロレスリングWAVE」と「OSAKA女子プロレス」を運営する㈱ZABUNといった女子プロレスの興業社も所属選手がアイドルグループ活動やファン投票イベント等、AKB48並みのイベント興業を成功させ業績を伸ばしている。

「新日」を始めとして、昨今、業績が伸びているプロレス興業社に話を聞くと、伸びシロの部分は、往年の猪木や馬場をTV生中継で見て育った中年男性ではなく、「プ女子」として、プロレスに新たに魅せられた若い女子達である、という。プロレスファンの殆どが格闘技好きの男性(またはアイドルレスラーに魅かれたアイドルオタク的な男性)という概念は、実は一昔前の話であり、徐々に女性比率が高まっているのが現状なのである。

Xビジネス調査チームが2016年8月に調査したデータでは、実にプロレスオタクの3割が女性であり、年々女子比率が高まっていることが判明している。

そこで「腐女子」と「プ女子」のデータを比較してみた:

「腐女子」VS「プ女子」比較表

*上記の「腐女子」はボーイズラブに嵌っていると自認している女性、「プ女子」はプロレスオタクと自認している女性

これを見ると、「腐女子」人口は、「プ女子」のなんと3倍いる。プロレスよりもBL誌の方がはるかに女子にとってはメジャーなのである。

生涯恋人がいない人(=異性と1度も付き合ったことが無い)率を比較すると、「腐女子」の約半数の45.8%が該当するも、「プ女子」は10.5%に留まった。「プ女子」では、恋人やダンナがいながらプロレスに嵌っている人が主流ということが伺える。逆に言えば、付き合っているオトコからプロレスの面白さを教わる女子も相当数いるのであろう。

世帯収入(自分の年収だけではなく、家の収入)で比較すると、「プ女子」の方が幾分リッチであることがわかる。この要因として考えられるのは、「プ女子」は40代以上も多く、結婚している人も多いため、ダンナにプロレス観戦やグッズ代を出してもらえる余裕があるのであろう。一方、「腐女子」の世帯収入は、「プ女子」よりも平均で30万円近く低い。まあ、大差という訳では無いが、「腐女子」はそもそも平均年齢が若く、本人の収入が低いということと、未婚率(というより恋人がいない率)が高いので、ダンナの収入が無い分、総じて世帯収入が低いのであろう。

また、ニート率(学生でも主婦でもなく無職)を比較すると、「腐女子」の20.3%がニートの一方、「プ女子」では15.8%となっている。これも大差ではないが、ニート状態(親のスネカジリ)でBL関連に消費する人の方が、ニート状態(親またはオトコ?のスネカジリ)でプロレスに消費する人よりも、やはり多いということになる。

強引にまとめると、「プ女子」は、「腐女子」よりも、しっかり者で金持ちで、オトコもいる・・確率が高いということである。

もし、これを読んでいるあなたが自称「腐女子」だったり「プ女子」だったりしたら、反論があるかも・・。(「腐女子」「プ女子」の方のコメントお待ちしております)