引き続き、若者のFacebook利用についての調査結果のご報告です。
今回はFacebookの主たる利用方法について、ニュースフィードやタイムラインなどへの投稿が主体であるかどうかを集計整理しました。

その結果、Facebookを定期的に利用(1か月に1度以上利用)している方のうち、約12%が投稿主体、約75%が投稿以外(投稿されている内容を見る、探す、いいねを押すなど)となっていました。
(残りは、半々、わからないです。)

すなわち、Facebookで頻繁に自ら情報発信を行うような主体性ある行動で利用している方は、利用者全体の1割程度の状況にあることが確認できました。

またこの状況を男女別にみると、男性が約13%、女性が約7%と、男性の方が投稿主体に利用している方が多くなっていました。

とても興味深かったのは、年代別の傾向です!

前回お伝えした通り、年代が高いほど利用頻度も高くなる傾向にありましたが、投稿主体についてはこれと真逆の傾向になっていました。
すなわち、年代が低いほど投稿主体である傾向が強いという状況です。

 

簡単にまとめると、利用頻度、すなわちFacebookを利用する10代後半は少ないけれど、利用している人は積極的に情報発信をする傾向となっていたのです。
反対に、Facebookを利用する30代前半は多いけれど、利用している人の多くは他の人の閲覧が主体でした。

参考までに居住地別ではこれら傾向に差はみられませんでした。

利用状況などはさておき、Facebookと言えども、やはりSNSである以上、若者中心に動いている世界であることを改めて確認できました。

このような調査結果などについて、ご意見などありましたら是非お願いいたします。

(品川 郁夫)


*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 Xビジネス開発室までお願いします。