数学が苦手というひとや、算数がヤという児童さんたちは世にゴマンといる。だが数をこなせばある程度のパターンが見えてくるので、「やればできる」レベルの話である。

1.それでも長文問題はやってくる

2.「国語的算数」がなぜ解決策なのか

3.「国語的算数教室」はココがX(エックス)!

 

1.それでも長文問題はやってくる

ところが、これが国語の場合はどうだろう。はっきり言って「勉強のしようがない」のではないだろうか。もちろん漢字書き取りや古文や漢文の文法においては、ある程度の「力技」で平均点くらいはなんとかなってしまう。だがしかし、こと「現代文」、特に「長文読解」においてはどうだろうか。「傍線Aの『このとき』は、どの箇所を指しているか選べ」という上から目線の問題ならまだしも、「このときの主人公の気持ちを200字以内で書け」というそんなの知るかというレベルの問題は「ひとの気持ちに正解なんてあるか」と書いて1点をもらった中学時代のクラスメイトの武勇伝を思い出してしまう。

つまり、国語的思考能力というのは、それまでの人生の集大成と同じであり、試験問題として解くには相当敷居が高いのである。

そしてである。

訓練でなんとかなるはずの数学や算数でも、長文問題というヤツは、まず「何が書いてあるか」「何が聞かれているか」を正確に読み下さなければならない。つまりは論理的計算能力の前に、日本語読解能力が問われるのである。ここで多くのひとが長文問題、ひいては算数や数学にニガテ意識をもってしまうのだ。

国語(現代国語)という教科が「勉強のしようがない」と言われる所以(ゆえん)である。

2.「国語的算数」がなぜ解決策なのか

2020年改革の大学入試試験には、

・自分の頭で考え、その考えを言葉にする表現力
・理解を深め、解決策を探るための思考力
・想定外の事態でも臨機応変に行動できる判断力

がな能力として挙げられている。これらを入学試験で問われる以上、その能力を身につけておかねばならない。そしてこれらに共通するのが「イメージング力」なのだ。

つまり必要なのは「文章・文字から正しくイメージする力」である。この能力は9歳、小学三年生頃で能力の大半が決まってしまうという。この能力を鍛えるのは、実際には、絵本から活字に移行する時期、つまり小学校低学年の時期となる。

読者も覚えがないだろうか。自身が児童の頃、算数の問題で「飛行機に乗って何時間、歩いて何分」などと書かれた時点で気が萎えたことや、三年生から四年生の頃に、算数の出来る奴できないヤツがはっきり分かれてきていたことを。

今回の執筆にあたり何人かの知己に、当時の自分の体験談を聞いてみた。すると上記の意見に賛同を得たほか、「文章題は図や絵を描いて考えるといいって先生に言われた」という話をもらった。イメージして解くということは、昔から変わらない有効な手法のようである。となれば、せっかくのこの手法を訓練するかしないかで、算数や数学の文章題を解く能力の向上が左右されるのではないだろうか。その具体的な答えとなる手法が、「国語的算数」なのである。

3.「国語的算数教室」はココがX(エックス)!

「国語的算数教室」と称する子供向け能力開発教育、「玉井式」を展開しているのが、「株式会社タマイ インベストメント エデュケーションズ」である。同社では玉井式を通じて、「算数を学びながら算数的思考力を育て、それが長文読解、応用問題を苦も無く解ける「国語力」も育てる教育」を実践している。

同教室では、公式ありきの教え方ではなく「やり方」よりも「意味」が分かるように、徹底して問題の意味を考えさせることで、イメージング力と数学的思考力を鍛えるメソッドを展開しているのだ。
 

同社が主に対象としているのは、前述した能力訓練的正期である小学校低学年である。ICT教材を開発し、学童施設、学習塾、小学校へ販売するとともに、学習塾「国語的算数教室」を運営している。

能力開発、受験教育のメソッドは世の中に無数にあるが、「算数」と「国語」を合わせた「国語的算数」というシンプルなようでいて教育効果の高いメソッドは秀逸であり、算数で国語を学ぶという発想もエクセレント(=Xビジネス)である点を高く評価したい。

 

そのほかに感じるのは、この能力の向上によって、国語能力といより、生きていく上で必要な読解力、人生をよりよく生きるうえでに役立つものではないかと思える点なのである。

(依藤 慎司)