前回に引き続き、若者のInstagram利用について調査した結果のご報告です。

本日は性別、年齢区分別、居住地別、いわゆる基本属性別の傾向についての内容です。

先に結論をお伝えすると、ハッキリと違いが出ていたのは性別と年齢区分別で、居住地別については差はありませんでした。

それでは具体的に見ていきましょう。

まずは性別。

男性、女性、どちらの方が定期的に利用している方が多いのか?
これは簡単に想像つくかと思います。

そう、その通り女性です。

定期利用している男性が34.2%であったのに対し、女性はなんと55.6%!
ある程度予想していましたが、ここまでハッキリとした大きな差があろうとは思いませんでした。

定期利用についてもう少し細かくみていくと、男女差がより大きいのは閲覧中心の定期利用です。

男女とも、当然ながら定期利用のうち閲覧利用が最も多いのは同じです。
しかしながら、投稿中心の定期利用の男女差が1.7ポイントであるのに対し、閲覧中心の定期利用の場合は16.9ポイントまで広がります。
ここが、男女差の明確な違いが出ているポイントでしょう。

ちなみに、利用しないという男性は56.9%、女性は37.3%でした。

また年齢区分別では、定期的に利用している方の割合が20-24歳をピークに降下していきます。
すなわち10代後半から20代前半にかけて定期利用者が多くなりますが、その後は減少していくということです。

これは世の中のファッションやトレンドなどへの関心の高さや敏感さと大いに関係しているのではないかと推察します。

これら傾向がより明確に表れるのが、性別・年齢区分別に集計した結果です。
大よそこれまでご説明してきた結果と同じですが、定期利用者の割合について男女でさらに違いがでています。

それは15-19歳層と20-24歳層との違いであり、男性がほぼ違いがないのに対し、女性の方は20-24歳層が大きい結果となっています。

先の推察が正しいとするなら、男性のファッションやトレンドなどへの関心は10代でピークを迎え、その後20代前半にかけて大きく変わらないのに、女性は20代に入ってもどんどん大きくなり続けるということがうかがえます。
(もちろん20代半ば以降は、男女ともに、これが下降していきます。)

このような調査結果をどう思われますか。
勝手な推察で、そんなことない!というご意見ありますでしょうか?
もしあればぜひお聞かせくださいね。
 

(品川 郁夫)

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 Xビジネス開発室までお願いします。