前回に引き続き、若者のInstagram利用を通じた価値の充足度についてのご報告です。
今回は、性別、年齢区分別、居住地別にどれくらいの違いがあるかを見ていきます。

まず性別、全体的な傾向として男性よりも女性の方がより価値の充足度が高い傾向を示していました。
参考までに、TwitterやFacebookではこれと反対、すなわち男性の方が価値の充足度が高い傾向となっていました。

特に男女差が大きくなっていた項目は、「オリジナリティを出す、個性を出す」「変化を感じる、刺激を受ける」「人とのつながりが広がっていく」「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」の”ビジュアル”関連の4つ。

中でも「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」は0.5ポイントもの大きな差がみられました。
(Max3.0ポイントでの指標なので、0.5ポイントでも割と大きな差ということができます。)

「無駄を省く、無駄がない」など、わずかに男性の方が女性よりも高い充足度を示す項目はありましたが、総じて同等もしくは男性<女性となっています。

次に年齢区分別では、TwitterやFacebookとほぼ同じような傾向となっていました。
すなわち年齢が低いほどそのポイントが高くなる、Instagramの価値充足を高く感じる傾向にあり、とりわけ15-19歳層では、他の年代層よりも一段上の高い傾向となっていました。

居住地区分別については驚くほどにほぼ同じ、酷似していましたので、これら傾向に全く違いがないということができそうです。

未来企画室では、ある意味”おもしろくない?”、至極まっとうな調査分析結果だったと考えますが、みなさんはどう思われますか?
ご意見などありましたらお願いいたします。
 

(品川 郁夫)

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 Xビジネス開発室までお願いします。