北朝鮮。何かと日本といろんな意味で縁のある国ではある。一部では地上の楽園とも言われているらしいが、平均的な日本人からすれば、北朝鮮とは報道の内容そのままに「核問題」「日本人拉致」などを思い浮かべてしまうことは仕方がない。何しろ正式な国交関係にすらないのだ。
だが、そのような国にもエンターテインメントの要素を垣間見ることはできる。古くは「律動体操(あえて解説やリンクはつけない自分でググって)」に始まり、「喜び組」や「外貨獲得北朝鮮レストラン」などのキーワードを挙げることができる。
実は知られていないエンターテインメント要素が、北朝鮮にはまだまだあるのではないのだろうか。そんななかで旅行分野に特化した企業がある。それが本項で開設する「株式会社ジェイエス・エンタープライズ」である。
1.北朝鮮に旅行!しようとすると・・・?
2.北朝鮮旅行のビジネスモデル
3.北朝鮮専門の旅行代理店「ジェイエス・エンタープライズ 」、ココがX(エックス)!
1.北朝鮮に旅行!しようとすると・・・?
怖い。ではなくまず情報がない。ジャパントラベルぼったくりでない旅行代理店や、ひどいインチキ詐欺でない旅行代理店などのサイトで「北朝鮮」と検索をかけても、まず旅行の取扱いか存在しない。となれば密航しかないのだが、ただでさえ日本と正式な国交のない北朝鮮、そんなことをすれば二度と日本の土を踏めなくなる。
だが(ここから真面目に書く)、国交のない北朝鮮とはいえ、渡航するルートがなくはないのだ。いちばん簡単なのは、北朝鮮と国交のある国を経由して入国することである。2017年現在で北朝鮮と国交のある国は164ヶ国。全世界の約80%との国交がある。そのなかで北朝鮮と最もいろんな意味で近しいのは、お隣の中国である。実際、中朝国境では両国民の行き来があり、観光客もここから出入りしているのである。
2.北朝鮮旅行のビジネスモデル
ひとことで言ってしまうと旅行代理店のそれになる。北朝鮮旅行に対するビザの発給手続き、航空券の手配、現地で乗る列車の手配、ホテルの手配、現地のガイド手配等々。
そして観光の企画としてのツアーは、平壌(ピョンヤン)市民の住居の見学、マスゲーム観覧など、日本の旅行代理店では取り扱えないツアーの企画がある。
これらのツアーを取り扱っている唯一の存在が、日本国内の旅行代理店、株式会社ジェイエス・エンタープライズなのである。3泊4日のモデルツアーでは、中国の北京空港に集合、北朝鮮に入国、平壌市内のホテルに宿泊し各地の観光、そして出国して再び中国の北京空港から日本に戻るというルートとなっている。気になる費用は15万円から23万円程となっている。
3.北朝鮮専門の旅行代理店「ジェイエス・エンタープライズ 」、ココがX(エックス)!
北朝鮮の旅行ツアーを取り扱うだけでXビジネス認定したいところであるが、もう少し掘り下げてみる。
日本にとって地理的には隣国である北朝鮮。だがその実態は、ソ連時代の鉄のカーテン以上に厚い。日本とは社会制度的にも、何より心理的にも遠い国であることは間違いない。つまり謎めいているのである。その謎(=X)を謎のママでなく「魅力」として商品化し、特化している点をXビジネスとして特筆したいのである。
新型コロナ禍が収まったころ、皆さんも北朝鮮旅行、いかが?
関連リンク:
ジェイエス・エンタープライズ
2019 レジャー産業白書