おひとりさま飲食と緊急事態宣言(1)

 2020年初頭から日本国内で感染が広がった新型コロナウィルスだが、2021年1月8日には、首都圏で2度目の緊急事態宣言が出され、飲食店等の施設等に20時閉店が要請されてしまった。(このコラムは、その数日後に書かれてます)

 さて、筆者は、そもそもコロナ禍の前から、1人でファミレスやカフェを利用するのが、趣味というか、習慣なのであるが(特に深夜)、どんちゃん騒ぎして飛沫を飛ばしたりする訳でもないのに(おひとりさま来店なので当然)、お店が20時に閉店されてしまい、昨今、「カフェ難民」となってしまった。(ちなみに、私には普通に帰る家とかがあり、ネットカフェ難民ということではありませんのであしからず。)

 「おひとりさま」来店で、長時間、ちびちびワインを飲んで4時間は過ごせるサイゼリア(その間、仕事と全く関係の無い語学の独習、「鬼滅の刃」全巻他人気コミック読破)、100円のグラス紹興を5,6杯飲んで3時間は過ごせるバーミヤン(その間、これまた仕事と全く関係の無い裏モノ、サイゾー系の読書=世の中の法律整備の間隙をぬって稼いだり、遊んだりできるノウハウが詰まった本の読書)が、20時閉店とあっては、平日の仕事終わりでは全く利用機会がなく、ましてや、週末家族が寝静まった後の利用も不可能となる。よって、新型コロナで相当苦労されている方が無数におられる中、比較することも憚れるが、私のQOL(クオリリティー・オブ・ライフ=生活の質)が、サイゼリア、バーミアンの両腕を失ったことでダダ下がりとなった。ありえない。私は、このような理由から緊急事態宣言および、政府の施策に反対する。(・・という気持ちに溢れている)

(松島勝人)

関連資料:

2020 おひとりさま市場総覧
https://www.yano.co.jp/market_reports/C61123100

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