日本で一人勝ちしていたのは「公営ギャンブル」だった…

日本経済は30年間ほぼ成長ゼロ。
そんな中で、昨今、どんでもなく成長している産業があるのをご存じでしょうか?

答えはまさかのギャンブル。(但し、公営の)

一時期、メディアを騒がせた「違法オンラインカジノ問題」がありましたよね。

・メジャーリーガー大谷翔平の通訳が逮捕
・日本でも有名芸能人の利用が発覚し、謹慎処分…

「ソシャゲ課金みたいな感覚で、違法だと知らなかった」
そんな人も多かったはずです。
でも日本には、ちゃんと法律があります。

刑法185条(賭博罪)

賭博をした者は、50万円以下の罰金または科料

……あれれ?正直、かなり軽いですよね?
芸能活動を休止するほどの罪か?という疑問も出てきます。

しかし、本当にヤバいのはこっち。

刑法186条(賭博開帳罪)

賭博場を開いて利益を図った者は、3か月以上5年以下の懲役

つまり――
胴元になった瞬間、即・刑務所リスク。

裏カジノ?
海外サーバー?
関係ありません。日本ではアウトです。

ここで誰もが思う疑問。

「え?じゃあパチンコは?」

答えは有名な三店方式
法律上は「遊技機(ゲームセンター)」扱いで、
お金は直接賭けていない“ことになっている”訳です。

 

国は“堂々と”賭場(オンラインカジノ)を開いてますけど・・

民間がやれば犯罪。
でも国は?

・競馬
・競輪
・競艇
・オートレース

これらは「特別法」によって合法。
理由は「収益を公共福祉に還元するから」とか・・。

そして今や、色々規制が緩和されて――
競馬場に行く必要すらありません。

スマホ一つで、いつでもどこでも購入可能。

2025年現在

投票券購入の85~90%がネット経由なんす。

……あれ?
これ、実質、公営オンラインカジノなのでは??

なんで、最近、違法オンラインカジノの取締りが厳しいかというと、

「国民がギャンブル依存症にならないため」?

……残念ながら、違います。

本音はシンプル。

👉 競合である違法オンラインカジノを潰す
👉 そんで税収ガッツリ

もちろん、口には出しませんが。

数字を見るとビビります!

【2024年度 市場規模】

  • 競馬:4兆4,422億円(10年前の 1.54倍
  • 競輪:1兆3,282億円(2.16倍
  • 競艇:2兆5,227億円(2.54倍

……ちょっと待って。

主要3ギャンブル、10年で倍増してんじゃん。

そんで、この3つで8兆円産業に??すごっ!

この10年で

・みんな急にギャンブル好きになったの?
・とんでもない競馬、競輪ブームとか発生したの?

違います。

答えは「スマホ」です!

  • ネットで即購入
  • 大量のネット広告
  • 手軽さMAX(ソシャゲと同じ感覚)

結果、
👉 気軽に賭ける人が爆増

それだけの話です。

 

数兆円成長する産業、日本に他にありますか?

宇宙産業?
核融合?
AI?

……いやいや。

ギャンブルの方が強いかも・・・。

コロナ?
物価高?
関係なし。

狭い日本、そんなに急いでどこへ行く――
なんて言葉がありましたが。

貧しい日本、
そんなに賭けて、
どこへ行く

と言いたい。

(地獄?)

ということで本日のコラムの趣旨:

「ギャンブル」視点で、日本の経済と社会問題に一石を投じた(かのうような)コラムでした~。また、お会いしましょう。

矢野経済研究所 松島

 

関連資料:

2025 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究 ~市場分析編~
https://www.yano.co.jp/market_reports/C67111100

関連リンク:

スナックヤノケイ
https://www.yano.co.jp/xbusiness/sunatama/index.php