【プロレスオタク】「イッテンヨン」東京ドーム観戦記

「1月4日はプロレスの日」です。今年も東京ドームへ参戦してきました!

 観衆は12,689人(公式サイトより)と、例年になく少ない数でした。ですが、これは新型コロナ感染予防対策によるもので、チケットの追加販売や当日販売ができなくなったためです。もし、それがなければ2万人は超えていたと個人的に思っています。

 試合は第0試合からメインイベントまで、迫力あり意外性あり見せ場たっぷりでした。東京ドームでの試合は、そこに至るまでのストーリーもさることながら、ファンにとってはひとつの句読点、今年を占う意味での「章」の終わりでもあり始まりでもあります。

 プロレス業界にとって、イッテンヨン(イッテンゴ)は最大の興行であり、注目のイベントです。いわゆる“ドーム級”のカードが惜しみなく組まれるのがイッテンヨンです。タイトルマッチを並べればいいってものでもありません。タイトルマッチにふさわしい選手が、一進一退の攻防を繰り広げて、最後の最後までどっちが勝つかわからないと思わせる対戦カードをファンは望んでいます。その期待を裏切らない大会だったと感じています。

 試合以外でも、大会プロモーター役として木梨憲武氏が「ドン・キナシ」に扮してテーマ曲やPVの提供、当日も会場で盛り上げてくれました。でも個人的には、もう少し“お祭り的”なことが起きても良かったと思いました。

 今年のイッテンヨンは、例年以上に見るものに勇気や希望を与えてくれた大会だったと思っています。そして、1都3県で緊急事態宣言が再発令され、その後も全国で感染者数の拡大が収まらない中、1月半ばにおいては新日本プロレスの後楽園ホール大会でさえ400人を下回る来場者数でした。平日で入場制限があるとはいえ、かなり厳しい数字です。でもこれは「プロレスファンが減った」わけではありません。行きたくても控えようとするファンが多いのです。自分もその一人です。

 コロナ禍で色々と大変な日々を送っていると思いますが、どうか自分にできる感染予防を万全にしながら、プロレス会場へ足を運んでいただきたいです。試合での選手たちの一生懸命さが、自分自身の日々の生活にきっとパワーとなって返ってきますから。

プロレスLOVE!!

(加藤学)

関連資料:

2020 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究
https://www.yano.co.jp/market_reports/C62108100

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