森氏は、かつて大手自動車メーカーのエンジニアとして産業用ロボットを活用した生産工程の自動化、効率化のプロジェクトに関わってきた。そこで培った経験と知識が、ある問題意識に紐づき「X」に結実する。ある問題意識とは、日本が抱える少子高齢化、これに伴う生産年齢人口の減少に対し「より即効性のある労働生産効率改善策を提案できないか」だった。人間の労働がマニュアルワーク(標準化できる仕事)とクリエイティブワーク(標準化の難しい創造的な仕事)に二分できるならば、前者を可能な限りロボットで代替できないか。マニュアルワークの支援ロボットよって人間はよりクリエイティブな労働に集中できる。最初に森氏が目をつけたのは調理の現場、具体的には「クレープ屋さん」だ。クレープ生地焼きロボット「Q」は、森氏自身がクレープ販売店での仕事の経験を通じてたどり着いた協働ロボットだ。「薄皮でふんわりパリパリ生地」を作り上げるロボットの動きは、シンプルなようでいて、実に繊細で、極めて複雑な調整によって実現されている。「クレープ生地焼きロボットも一つのステップです。これからは厨房、介護、医療、その他の重労働現場などに導入できるロボット開発に向けたエンジニアリングに注力して行きたい」と森氏は語る。「数多とある産業用ロボットメーカーとの違いは?」の質問に対し、森氏は「大規模工場というより、より小さな工場や町工場、少人数で多くの業務をこなさなければならない労働の現場のニーズにフォーカス、きめ細かい要望の『ロボット化』の実現を支援するのがモリロボのロボットエンジニアリングです」と答えた。モリロボの技術、なによりそのビジョンはまさに「X」である。

会社概要

社名 株式会社モリロボ
URL https://www.morirobo.com/
本社住所 〒432-8003 静岡県 浜松市中区和地山3-1-7
浜松イノベーションキューブ108号室
代表者 森 啓史
事業内容
  1. 1.厨房用ロボットの企画、製造、販売、保守
  2. 厨房自動化のコンサルティング業務
  3. 厨房用自動化に係るソフトウェアの開発、販売
  4. 撮影ロボットの企画、製造、販売、保守
  5. 前各号に付帯する一切の事業
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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