【プロレスオタク】プロレスグッズを持っている人はマニア?
唐突だが、「4,800円スーツ」をご存知だろうか。AOKIやワークマンが打ち出しているスーツの値段である。ジャケットだけじゃなく、上下で4,800円である。
近年のスーツ業界は、カジュアル化で“スーツ離れ”が進み、さらにコロナ禍でテレワークが浸透したことで「スーツが全然売れない」状況が深刻となっている。
数年前にオアシススタイルウェアという会社が「スーツに見える作業着」を展開して業界内で話題となったが、そこから今度はワークマンが撥水加工を施したビジネススーツを発表。価格が4,800円とその値段もインパクトを与えた。そこに対抗するようにAOKIも同額でスーツを発表したのだ。ワークマンは機能性を売りに、AOKIは快適な着心地を打ち出すなど、それぞれで特徴を打ち出している。大手の青山商事やコナカもいずれ追随するだろう(もうしていたらごめんなさい)。
そんなスーツが5,000円以内で買える時代に、プロレスのオリジナルグッズはべらぼうに高いと思うのである。個人的意見が大きく反映されているので異論反論はあると思うが、ネームバリューの弱い選手のTシャツやタオルが4,000円だの5,000円だのって、一体誰が買うの?
もともと製造する数が少ない(だろう)から、どうしても1枚当たりの単価が上がってしまうのは仕方ないが、それならいっそのこと「作るな」と言いたい。
「Tシャツ」や「タオル」はプロレスグッズ定番のアイテムだからもちろん必要であるが、極端な話、もっと安くして「全員が買える」くらいの低価格で提案すべきだと思っている。
会場でも人気ユニットのアイテムを身につけるファンを見かけるが、正直まだまばらだ。その「まばら」を打ち砕かないといけない!!
そのためにはまずは値段をどうにか下げないといけないのだ。しかし、分かっちゃいるけどできないのが現実でもある。
選手のブランド力をあげる方が先!という意見もあるが、それにはどれだけ時間を要するかも、その業界の人間ならわかるはずだ。
この選手のタオルを買いたい、と思わせる売り方をするべきだ。もっと言うなら、どの試合も応援する時に使えるタオルやTシャツ。つまり、「団体」のアイテムだ。それがまだまだ足りていないようにも思う。足りていないのはアイテムのバリエーションではなく、プロモーションの方だ。
それを使って会場に行く、スマホやテレビから応援する。それを身につけるだけで、会場に行けなくても一体となって盛り上がれるアイテムが欲しい!!!
できるかわからないが「グッズ購入者に大会のWeb配信を無料で見ることができる」とか、プラスアルファで種まきをして、そこからTシャツやタオルを当たり前のように持っている、身につけている、という状況・環境を作りたい。
例えば、プロ野球の場合は球場に行けば多くのファンがメガホンやキャップ、ユニフォームを持っている。そういう状況を作っていかないといけないんじゃないか。
つまり、誰もが手の届く価格帯でファン作りをすべきだ。・・・誰かやってくれないか(笑)。
プロレスグッズを持っている人はオタクだのマニアだの、そういうイメージを払拭できるくらいになれば、本物だと思う。
関連資料:
2020 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究
https://www.yano.co.jp/market_reports/C62108100
関連リンク:
スーツのAOKI【AOKI公式通販】
https://www.aoki-style.com/
作業着のワークマン公式オンラインストア
https://workman.jp/shop/default.aspx