株式会社オリエント工業
『世界最高水準のラブドールメーカー』
どんな「Xビジネス」
こだわりの等身大ラブドールの製造、販売。性欲処理に留まらない、人の心の支えになる精巧な「ラブドール」を作り続けている。
事業者・組織概要
- 本社所在地
- 110-0005 東京都台東区上野5-23-11 スグルビル3F
- 代表者
- 土屋日出夫
- 設立
- 1977年
- 資本金
- 従業員数
- 電話番号
- 03-3832-4832
- URL
- www.orient-doll.com/
- 概要
- ラブドールの製造、販売。ショールームの運営。
- 備考
「Xビジネス」の概要
オリエント工業は、1977年に、特殊ボディーメーカーとして東京・上野に創業した。
創業当時より、性処理だけが目的の単なる「ダッチワイフ」ではなく、常にかたわらに寄り添って心を和ませてくれるような、「心の安らぎ」を得られる女性像の開発を目指し、人と相対し関わり合いを持つことができる「ラブドール」を創っている。
創業時第一号製品の「微笑(ほほえみ)」に始まり、尊い人を亡くした人の手記を元に命名したという「面影(おもかげ)」、面影を改良した「影身(かげみ)」「影華(えいか)」等次々と新シリーズ製品を開発し、そのたびに飛躍的な製品技術の向上を成し遂げている。
2008年にリリースした、「ANGE(アンジェ)」は、日本人女性の平均身長157cmサイズ、バランスがとれたボディラインと肌の色、造形の細部までリアリティを追求した、リアルラブドールで、骨格に「タイタンフレーム」を導入。顧客の理想により近づけるよう、バストサイズが大・小からの選択方式となり、リアルなアンダーへア植毛のオプションも設けられた。
2013年にリリースした、「やすらぎ」は、肉感的なボディを持つモデルから直接型取りした、指先などの細部に至るまでこだわったリアルな造形が特徴で、頭部は最新の3Dスキャニング技術とライフマスクを基に創りだした、息づかいをも感じさせる究極のリアルラブドールとなっている。
ビジネスモデル/サービス
ビジネスとしては、高級商品(ラブドール)の製造、および直販である。販売代理店等は無く、全て直接注文を顧客から受け取り、製造し、届ける、というビジネスである。
同社の主力商品「やすらぎ」シリーズは、小売価格が675,000円(税別)であり、アンダーヘアの植毛等のオプションを付けると更に高額になる。高額かつ極めてパーソナルな商品のため、同社では、完全個別予約制のショールーム(予上野)が設置されており、顧客に対して、詳しく要望を聞き取りながら、安らぎを与えるラブドールを販売している。
プライバシー保護の徹底、アフターサービス(修理・引き取り)の充実、オプションサービスの提供(植毛、胸サイズの交換他)を徹底している点も、高級製品を直接販売ビジネスと同じフレームが使われている。
なぜ「Xビジネス」
ラブドールという最もパーソナルな商品に、最高で秀逸(=eXcellent)な技術が結集されている。日本が誇るべき世界最高水準の技術、ユーザー心理を十全に理解した製品開発の基本精神は、製造業の鏡と言える。
「Xビジネス」度数
- 魅力 : 5
- 性欲を満たすだけでなく、心を満たす等身大ドールの魅力は、測りしえない。
- 熱 : 5
- 製品づくりへの圧倒的なこだわり、熱量が半端ない。
- 尖り・ぶっ飛び度 : 2
- 誠実な販売態度を守っており、尖ったり、ぶっ飛んだりという姿勢は見られない。
- 匠・技 : 6
- 圧倒的リアリティ、質感の追求は、まさに匠である。
- 面白さ : 3
- 製品開発の背景に、物語が込められている点がユニークである。単なるドールではなく、人格をも持ち得ている。
関連資料:
2020 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究
https://www.yano.co.jp/market_reports/C62108100
関連リンク:
オリエント工業
https://www.orient-doll.com/