Xビジネスでは、何らかの人物・グループ、または物を熱烈に支持している「ファン」の性質を持った方に焦点を当て、その消費行動の傾向を徹底分析したレポートを作成しました。このコラムでは、そのデータの一部を紹介いたします。

 本調査でまず注目されましたのは、昨今、メジャーデビューしている芸能人と同等、またはそれ以上の影響力を有する「YouTuber」の「ファン」と称する人が、どの程度、世の中にいるのか、という点です。

 本調査では、世の中の人口の27.9%が、何らかの「ファン」になっていることが明らかになっております。その「ファン」のうち、芸能人、スポーツ選手、漫画家、文化人等では無く「YouTuber」が一番の「ファン」だとする人は、10.1%でした)

 そうしますと、27.9% X 10.1% = 約2.8%、と計算できまして、単純に世の中の人口、100人に2.8人(=約3人)くらいが、YouTuberの「ファン」なんすね。
(同じように計算しますと、「歌手・ミュージシャン」の「ファン」は人口の11.8%になります)

 「ファン」を惹きつけるパワーとして、「YouTuber」は、まだ、「歌手・ミュージシャン」と比べれば、1/4程度なんでしょうけど、逆に言えば、もう1/4レベルのパワーを持っているんだ、すげえな・・・・とも取れますよね。

 10代男子が、将来就きたい職業に「歌手」や「スポーツ選手」ではなく「YouTuber」に憧れるというデータをよく巷で見かけますが、この調査でもそれがある程度裏付けられた次第です。

松島勝人

関連資料:

「ファン」の消費行動調査2021
https://www.yano.co.jp/market_reports/R63200601

関連リンク:

Xビジネス - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCujsVSmjYqASvzGSVgmBrvA