株式会社大竹ステンドグラス
『中世欧州から受け継ぐ伝統技術』

どんな「Xビジネス」

中世ヨーロッパの聖堂で原型が誕生した「ステンドグラス」。明治初期の文明開化による欧化主義の時期にその技法を学んだ同社が、かたくなに本格的な技法を守り、ひたすらステンドグラスの進歩、発展を続けている。まさに職人ビジネス。

事業者・組織概要

本社所在地
〒165-0023
東京都中野区江原町3-5-5
代表者
大竹 雅彦
設立
1928年
資本金
10百万円
従業員数
8名
電話番号
03-3952-1228
URL
www.ohtake-stained.com/
概要
ステンドグラスデザイン制作・ステンドグラス製作・施工
備考
 

「Xビジネス」の概要

 株式会社大竹ステンドグラスは、その名の通り、熟練した職人によって、ひたすらハンドメイドのステンドグラス制作を行う事業者である。
 ステンドグラスとは、様々な色ガラス片を鉛や黄銅などの細い枠に接合して、文様や図像を表現したもので、キリスト教の教会、西洋風の館等で良く見られるものである。ヨーロッパでは、中世期に技術が誕生し、アウグスブルク大聖堂(ドイツ)、ノートルダム寺院(フランス)等、ステンドグラスが教会を美しく彩り、その芸術性が世界中で評価されている。
 日本では、明治初期の文明開化による欧化主義により、欧風の建築物が多数建築され始めた頃、同社の創業者の大竹龍蔵氏は、ステンドグラスの魅力に魅せられ、横浜のオランダ人美術家からヨーロッパのステンドグラス事情を聞きつつ、アメリカのステンドグラスの技法を学び、1928年に創業に至った、という。
 過去には神田ニコライ堂、青山学院大学のチャペル、四谷聖イグナチオ教会等のステンドグラスを手掛け、まさに、国内のステンドグラス制作の第一線で活躍している。

 昨今では、教会だけでなく、学校、病院、自治体の施設の他、商業施設等でのステンドグラス制作も多い。

ビジネスモデル/サービス

 クライアントから引き合いを受けてから、見積、受託の上、制作を行う流れを基本とする、オーダーメイドによる受託制作ビジネスである。
 引き合いに応じて、建築物の特徴、窓の位置、インテリアとのバランス、好みの図柄、色の基調を考慮に入れたデザイン画数点をデザイナーが制作し、見積書とともに提案、承認されたデザインを基に、欧米各地から輸入されたアンティークグラス、キャセドラルグラス、オパールセントグラスといった1000種類を越えるガラスの中から最適なガラスを選び、 ガラスをカットしてゆく。鉛線による組立てをする前には、透明ガラスにステンドグラスを貼付けたものを、クライアントに同社で直接、または郵送、メール等で確認、承認を得た後、取り付けを行う流れになっている。

なぜ「Xビジネス」

ステンドグラス制作という、秀逸な技術(=Xな技術)の一点にこだわり、かたくなに技術を守り発展させている。また、技術の上に、ステンドグラスの芸術性が加わることで、恐ろしく魅力あるビジネスになっている。

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