人類の叡智は、全て戦争と宗教とエロに基づく(注1)。(注1:そんな気がする)
エジプトのピラミッドに刻まれた様々な記述、日本最古の文献「古事記」、古代バビロニアのヒエログリフ、中国の亀甲文字・・。それら当時最高の叡智には、争いごと(=戦争)、占い事・神のこと(=宗教)、子孫繁栄・女性礼賛・How to Sex(=エロ)に関しての記載が満載である。「戦争」「宗教」「エロ」・・・これが人類の全てと言ってしまって良いほどである(注2)(注2:個人的にそんな気がするだけであり、確たる根拠はない)

現代社会に目を向けると、世界を変えた「インターネット」という人類の叡智がある。「インターネット」はご存じのように、アメリカ軍が、核戦争下で通信網が使えない状況になってもPCをつないで通信ができるように開発された、究極の軍事・戦争用の技術だ。それが、1990年代に民間技術として開放され、まずは「エロ」(当時は主にエロ画像・・)の分野で急速な発展を遂げ、今では、インターネットの使い道としてはエロが主流になった。もはやインターネット空間で使用するコンテンツの95%以上はエロといっても過言ではないだろう。(注3)。(注3:すいません、「使用する」の前に「私、個人で」を書き忘れました。)

また、「インターネット」は、自分にとってのみ都合のよい情報、信じたい言説だけを獲得する手段として使われている。情報を鵜呑みにする信徒達を増やす手段として、ワクチンは人類絶滅計画の手段である等とのデマ拡散の手段としても使われている。人気YouTuberはもはやカリスマ教祖・神となり、信者は教祖批判に対してテロ(誹謗中傷)で攻撃する。すなわち、「宗教」なのである。(注4) (注4:汗っ)
勿論、「インターネット空間」では、米中ロシア、北朝鮮を筆頭に、激しい情報のハッキングと、サイバーアタックによる敵の中枢機関への激しい攻撃が繰り返されており、「インターネット」は現代の「戦争」そのものでもある。(注5:ひえっ)
かようにして、「インターネット」は、「戦争」「宗教」「エロ」で寡占されているのである。

昨今、新しい技術として、「VR」(仮想現実)が注目されている。「メタバース」とかいう仮想空間が、経済番組でも頻繁に取り上げられており、多くの企業、個人が関心を寄せている。(注5) (注5:メタバースは各自検索して調べてくださいね)コロナで、リアルに人と会う機会が大幅に減ったので、VR上での出会いとか、商談とか、イベントが急速に増えたせいで、メタバースにも関心が増しているのであろう。
さて、その注目技術の「VR」であるが、多くの専門家、評論家は、社会、政治、経済、文化といった、「立派」な文脈で解説している。しかし、ここまで読めば、もうお分かりだろうが、やっぱ、「VR」も、「戦争」「宗教」「エロ」が全てである。特に「エロ」。

唐突だが、「A10サイクロン」という、掃除機のような、オナニー器具(家電製品)をご存じだろうか? 本当に掃除機の柄のようなとこに、カートリッジ式のオナホールを差し込み、電動スイッチをオン、VR画面と連動して、オナホールのヒダヒダが稼働(膨張・収縮他)し、「視覚」と「触覚」がリアルにリンクする仕掛けである。(倫理上、画像だとアレなので、特長については文字のみの説明とさせていただきます)

オナホールは、昨今、医療用の人口皮膚が使われたり、AV女優の股間部を厳密に3Dスキャンして再現されたものなど、驚異的な技術革新が進んでいる。そのバーチャル画像と、リアルな皮膚と造形、画像の動きに「A10サイクロン」のような装置が連動することで、「エロ動画視聴」等という受け身の動画視聴の世界から、サイバー空間で「リアル」に本物の感触と反応を持つ肉体との接触が可能な時代が到来したのである。
聞くところによると、バーチャル空間の映像は、今後AIがセットされ、AV女優ではなく、ユーザーが思い描いた女性が仮想空間に登場し、リアルに感じる会話、ボディタッチ、SEXが可能になるという。まさに、バーチャルリアリティーの実現、シンギュラリティーである。(注6 汗っ汗っ汗っ。尚、シンギュラリティーの意味は自分で調べてください・・)

これは、エヴァンゲリオンの人類補完計画、進撃の巨人のエルディア人安楽死計画にも匹敵する、種の保存に関係した陰謀を予感させる。このような技術の進展は、核ミサイル同様、人類の子孫の繁栄を阻害し(だれも生身の人間と夜の営みをしなくなる)、少子化を急速化させ、社会を破壊するものとなる。バーチャル空間でのリアルSEXがスタンダードになった瞬間、バーチャル空間を「宗教」のように信じ、その結果、リアル社会が「戦争」のように破壊されてゆく・・。そんな時代が来た・・。(注7:汗っ汗っ汗っ汗っ汗っ。諸々の専門用語はご自分で検索願います)

戦争、宗教、エロ・・・。この3つ、よく考えたら、「社会」(特に学校や会社や親)が、「あんまり、人前で話してはいけない」と禁止しているテーマなんですよね。でも、現代社会の新しい技術は、やっぱりこの3つなんです。

で、何がここで言いたかったかというと、全然、高尚なことではなくて、「A10サイクロン」とか、すごっ・・て言いたかっただけです~。
(一応、このXビジネスコラムは、新しい技術やサービスについて、マーケティングの視点で語る、ことが目的です。今回、目的に合致してますよね?・・・たぶん?)


松島勝人

関連資料:

2021 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究
https://www.yano.co.jp/market_reports/C63111100

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