6月14日、「東京おもちゃショー2022」記者発表会、「日本おもちゃ大賞2022」の授賞式が開催されました。「日本おもちゃ大賞2022」授賞式では29社295点のおもちゃから7部門で選りすぐりのおもちゃの表彰が行われました。おもちゃは社会の鏡とも言われるので、今回はおもちゃからトレンドを読み解いてみます。
【①おもちゃは大人の鏡】
人気の仕事の体験ができるもののほか、 リモートワークの真似ができるインカメラ搭載PC型おもちゃ、キャッシュレス支払い対応レジおもちゃなど、世相を反映したおもちゃが受賞していました。 それにしても「すみっコぐらし」人気ですね。
【②「優しい」おもちゃが人気】
視覚にハンデを抱える子供でも遊びやすい工夫が凝らされたユーザビリティに優れるおもちゃが受賞。 このほか、リサイクル材料や植物由来原料を用いた環境に優しいおもちゃが多数入賞。
配慮が感じられ、優しいおもちゃが多いように感じました。
【③ターゲット広がる】
電動モーターを搭載し、大人まで楽しめる本格走行可能な「チョロQ」、若い女性の間でブームの「シルバニアファミリー」など幅広いターゲットから支持を広げるおもちゃが受賞・入賞。
2021年のおもちゃ市場の市場規模は8,946億円(前年度比108.5%)と好調で、市場を牽引したのは表彰には掲載ありませんがトレーディングカードゲームだったと言われています。なお、トレーディングカードゲームの市場規模に関してはショートレポート販売しております。
関連資料:
アナログ(非電源系)ゲーム市場レポート2022 ~トレーディングカードゲーム市場編~
https://www.yano.co.jp/market_reports/R64200601