前回に引き続き、若者のTwitter利用における価値観の充足度についてのご報告です。
今回は、性別、年齢区分別、居住地別にどれくらいの違いがあるかを見ていきます。

まず性別、全体的な傾向として女性よりも男性の方がTwitterにより価値観の充足度が高い傾向を示していました。
言い換えると、女性よりも男性の方がTwitterの存在価値を高くみているようです。

ただしいくつかですが、男女評価が逆転している項目もありました。
「人とのつながりが広がっていく」「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」の2項目です。
女性は、こちらの2項目においてTwitterの存在価値を認めやすいことがわかります。

次に年齢区分別では、先にご報告した心の豊かさにつながる価値観評価と同じような傾向を示していました。
すなわち年齢が低いほどそのポイントが高くなる、Twitterの価値充足が高くなる傾向にあるということです。

年代が低くなるほどTwitterの存在価値を高く感じているということですね。
この結果は、そうだろうなぁと思うと同時に、あれぇ~という感じもしました。

そうだろうなぁと思ったのは、心の豊かさにつながる価値観評価の結果から、年齢が低いほど、心の豊かさを感じやすいということがわかっていたからです。

反対に、あれぇ~と感じたのは、Twitterの利用頻度が10代後半<20代前半であったためです。
これは「存在価値を高く認めるほど、利用頻度は高くなりがち」という勝手な思い込みの何ものでもないのですが、事実として違和感を感じてしまいました。

このような結果について、みなさんはどう思われますか?
ご意見などありましたらお願いいたします。

(品川 郁夫)


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