今回は、若者のTwitter利用における価値について金銭換算をした結果、どの程度の金額になるかについて確認しました。

具体的には、もし1年間まったくTwitterを利用しなければ金銭がもらえる権利があるとして、権利を行使する場合に最低欲しい金額はいくらかを調査し、集計・分析を行いまいました。

(集計分析時には、いわゆる外れ値について、第一四分位値及び第三四分位値のそれぞれ1.5倍の値を下限、上限として除いています。)

この結果、全体平均では年間46,743円、その誤差はプラスマイナス2,354円でした。

これを月あたりに換算すると大よそ3,900円ですね。

この値、皆さんはどのような印象を持たれましたか?

思っていたより低い?高い?

あるいは、こんなもんじゃないの?

Xビジネス開発室としては、想定していたよりも低いという印象を持ちました。

ただし、おそらくこの印象は、少し前にマスコミで報道されていた「LINEの価値が200万円」の影響を強く受けていると思います。

もちろん調査のサンプルや集計方法などが異なるため、これら結果を正しく比較評価することはできないのはわかっているのですが、どうしても心理的に影響を受けてしまいます。

いわゆる「アンカリング効果」というやつですね。

(アンカリング効果について知りたければ、WEBで検索するといくらでも出てきますよ♪)

次回は、この金額について、性別や年齢などの視点からもう少し細かく分析した内容をお伝えしていきます。

(品川 郁夫)

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 Xビジネス開発室までお願いします。